プロトタイプなブログ

株式会社レレレ代表取締役山本大策のブログです。サービス開発について考えたことを中心に書きます。

「スケールしないことをしよう」を読んで思ったこと

 


【翻訳】ポール・グレアムによる「スケールしないことをしよう」前編 | POSTD

 

この記事には同感ですね。ほんとにそう思います。

 

スケールしないものはコンピュータで自動化できない部分であることが多いので、何をやるにしてもそのスタートアップの個性・オリジナリティがぐっと出てくるんだと思います。

 

レレレでやったスケールしないことの例もいくつか挙げてみます。

 

CoffeeMeetingで開催したイベントでの表彰


CoffeeMeeting Blog (みんなでコーヒーミーティング Vol.1 を開催しました!)

 


CoffeeMeeting Blog (2012年12月9日、CoffeeMeetingの今年最後のイベント「コーヒーミーティングフェスティバル2012」を開催しました!)

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これらのイベントではサービスを広めていただけるユーザーさんをエバンジェリストとして表彰していたのですが、その際に差し上げていた表彰状がとても好評でした。

リリース直後からアクティブにご利用いただいているユーザーさんに対しての感謝は、そのスタートアップなりのオリジナルなやり方で示した方が絶対いいですね。

 

CoffeeMeetingの立ち上げ期に開催したカフェ貸切イベント


CoffeeMeeting Blog (半日で250人が来店!コーヒーミーティングカフェ大盛況でした!)

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あとこのイベントも盛り上がりましたね。キャパを考えると、広いイベント会場でやったほうがいいんだと思いますが、CoffeeMeetingというサービスのコンセプトを伝えるうえでカフェでイベントを開催することには意味があると思って開催しました。

 

CoffeeMeeting/TimeTicketでユーザーさんと1:1で会うこと

これは今も続けていることですが、週に最低1回はユーザーさんと1:1で会って30分〜1時間お話しするようにしています。レレレの場合は、運営しているサービスがユーザー同士が1:1で会うというコンセプトのものなので、ドッグフーディングしていれば、自然とユーザーさんにもヒアリングしている形になっています。CoffeeMeetingで約200名、TimeTicketで約60名のユーザーさんと1:1で会っています。1:1がいいのは、ユーザーさんの本音を聞きやすいところですね。その本音からニーズが分かり、別のサービス企画に活かせることもあると思います。実際、TimeTicketのアイデアも、CoffeeMeetingでたくさんのユーザーさんと会うなかで出てきたものだったりします。

 

初期のユーザーさんと誠実に向き合う 

ここでいう「スケールしないこと」をやるうえで気をつけるべきことは、周りからの視線を気にして「どこもやっていない自分たちらしいオリジナルなことをやろう」とか思ってユーザー不在の施策になってしまうことでしょうね。ユーザーさんがして欲しいと思っているのは何なのか、それだけをじっくり考えながら、自分自身をさらけ出してユーザーさんと誠実に向き合えば、何でもうまくいくのではないかと思います。